糖尿病の原因

糖尿病になる原因(身内に糖尿病患者がいない場合)は、肥満、食生活、ストレス、運動などがあります。かくれ肥満も同じ。近年の食の欧米化で、高カロリーのものを食べ続けると血糖値を下げる役割のインスリンの分泌も追い付きません。 そして運動をほとんどしないと空腹時や運動時に下がる血糖値も下がりません。 また、ストレスによりインスリンの分泌が正常に行われなくなります。子供の糖尿病を増やしているのは親だということも忘れてはいけません。

糖尿病の治療法

糖尿病の治療は、食事療法、運動療法、薬物治療などです。糖尿病は、高血糖の状態が続いてしまうので、血糖値を下げること、血糖値を正常値に近づけることが治療です。 食事療法は、食事の量・カロリー・糖質などに注意し、高血糖にならないようコントロールするもの。運動療法も運動不足で高血糖にならないよう適度な運動で血糖値を正常値に近づけること。 薬物治療は、血糖値を下げるための飲み薬(経口血統降下薬)を服用する必要があり、インスリン注射でインスリンの分泌を助ける必要もあります。 そして薬物療法では、低血糖になる可能性は食事・運動療法より高めです。

糖尿病による合併症

糖尿病による合併症は、高血糖が続くことにより引き起こされます。そして、合併症にかかるまで糖尿病に気付かない人が多いのです。 糖尿病の合併症の中で早期に起こりやすいのが、神経障害(手足のしびれ、痛み、筋力が低下し、感覚が鈍くなったりする)です。また、合併症で網膜症になり、失明する人も結構多い。高血糖により網膜にある血管が詰まり、視力の低下や失明に至ってしまうのです。 そして、腎症になり血液透析をしないといけなくなったり、高血糖により血管が硬くなり血管疾患にかかり、それが動脈硬化になり、それにより心筋梗塞や狭心症、脳出血や脳梗塞にまで至ってしまうのです。

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